加計学園:恐竜に特化した全国初の大学付属博物館オープン
維持会員通信Date: 2018.11.30
恐竜の全身骨格や化石の研究現場を間近に見ることができる「恐竜学博物館」が2018(平成30)年3月24日、岡山理科大学に開館しました。恐竜に特化した大学の博物館は全国初で、所蔵約700点の資料の中から約100点を展示。子ども連れの一般見学客が多く、「わあ、大きい」「本当に地球にいたの」と、歓声が上がっています。
岡山理科大学は2013(平成25)年、モンゴル科学アカデミー古生物学・地質学研究所と研究・教育相互協力協定を結んで共同研究をスタート。2016(平成28)年度には「恐竜研究の国際的な拠点形成」事業が私立大学研究ブランディング事業に採択されました。
この成果の一部を集積した恐竜学博物館のコンセプトは「研究の現場がそのまま展示場になる」。岡山キャンパスの4カ所に分散展示し、メイン展示はC2号館1階で、壁面を可視化した標本室、研究室、化石処理室などを見ることができます。サテライト展示では、全身骨格の組み上げ展示、巨大恐竜の脚などを見学できます。
見学は月曜~土曜の午前10時~午後4時45分。土曜日は専属の学芸員、学生ボランティアの解説があります。
恐竜と並ぶ看板が、海水魚と淡水魚を同じ水槽で養殖できる「第三の水」ともいわれる好適環境水。ここでの養殖魚は、2011(平成23)年のフグ以降、ヒラメ、クエ、ウナギ、シマアジ、クロマグロ、ブラックタイガーなどを市場に出しています。2018年3月にはバナメイエビを「理大やまエビ」と名付けて東京の日本橋三越本店で、4月には天満屋岡山店で販売し、「安心・安全な食材」として好評でした。 |
三越日本橋本店で販売された「理大やまエビ」
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恐竜博物館のメイン展示。
岡山キャンパスのC2号館1階にあり、研究室も併設 |
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世界最大級の足跡化石
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恐竜博物館のサテライト展示
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