國學院大學:國學院大學博物館と企画展示「学びへの誘い」
維持会員通信Date: 2014.03.28
法人名 國學院大學
大学名 國學院大學、國學院大學北海道短期大学部
5年前に終了した第1次再開発でリニューアルした國學院大學渋谷キャンパス。その見どころのひとつが博物館相当施設に指定されている「國學院大學博物館」です。131年の歴史を誇る國學院大學の教育と研究の成果公開の場となっています。
その歴史は古く、1928(昭和3)年に設置された考古学資料館からはじまり、後に開設した神道資料館や校史資料室記念展示室等を含めた集合体がこの博物館です。常設展示スペースの3つのゾーン、考古遺物中心の「祭祀遺跡に見るモノと心」、神道関係の展示品を中心とした「神社祭礼に見るモノと心」、大学の歴史資料からなる「國學院の学術資産に見るモノと心」は、施設の流れを汲むものです。
博物館は「学術メディアセンター」の地下1階にあり、考古学資料の世界的著名な縄文時代の火焔土器や、重要文化財である姉崎二子塚古墳(千葉県)の石枕、神道資料の石清水祭供花神饌や吉田神社行事壇復元模型、また校史資料では國學院大學の草創期からの資料や教員紹介の他、建学に関わった有栖川宮家ゆかりの資料などもあります。随時企画展も開催しており、常設展・企画展に対応した学芸員によるミュージアムトークも人気です。
また、本物の資料に接していただく機会の場として、図書館所蔵の絵巻物など古典籍を中心とした企画展示「学びへの誘い」を全国5都市で実施しています。10年目を迎える2014(平成26)年のテーマは「武家文書」。一昨年前に開催された創立130周年記念展示会でも人気の高かった、信長・秀吉・家康の天下人や毛利家の文書などを展示する予定です。
渋谷の文教エリアでもある國學院大學周辺は、徒歩数分圏内に白根記念渋谷区郷土博物館・文学館、山種美術館、塙保己一史料館などもあります。ミュージアム探訪に、ぜひ渋谷キャンパスにもお越しください。
國學院大學博物館の考古関連ゾーン