純心女子学園:地域の教育・研究拠点
維持会員通信Date: 2014.07.28
法人名 純心女子学園
大学名 長崎純心大学
長崎純心大学は、1950(昭和25)年に開学した純心女子短期大学を前身として、1994(平成6)年人文学部比較文化学科、現代福祉学科の1学部2学科で開設され、現在、5学科に成長したカトリック大学です。開設時のキャッチフレーズは、「"コレジオ"が長崎に今、蘇(よみがえ)る。」でした。コレジオとは、16世紀末から1614年まで、ここ長崎の地で西洋の哲学、神学、自然科学を教えるキリスト教的ヒューマニズムに基づく、わが国で最初の大学でした。コレジオを通して長崎にはヨーロッパの新しい思想、文化が伝わり、天正遣欧少年使節やペトロ岐部など世界を旅した人材が育ちました
本学は、このコレジオの精神と伝統を継承し、長崎だけがもつ歴史と文化に触れて、長崎から世界に平和を発信できる教育を目指しています。「純心」の名称は、生涯を神と人々への愛と奉仕に生きた聖母マリアを理想としていることを表しています。
グローバル社会に対応し、国際社会に貢献できる人材を育成するためには、土台となる地域を学び、地域に対する幅広い知見を持つことが不可欠です。本学は、長崎に深い根を張りめぐらせながらも、常に世界視野で物事を捉え、グローバルな感性を持って課題を解決することができる人材こそが国際都市・長崎に必要であると考え、教育活動を行っています。
また、大学の研究活動として、キリシタン研究と被爆史研究は、「長崎」の名を冠する最高学府としての責務であると考えています。2013(平成25)年度から長崎純心大学医療・福祉連携センターは、長崎大学医学部と共同で、地域包括ケア体制の推進に関する理論的かつ実践的な調査研究を行っています。また、地域への貢献として、2011(平成23)年度に開設した長崎純心大学ケアセンター扇町は、地域人材をサポートする産業メンタルヘルスサービス研修を地域(長崎市・佐世保市)で実施しています。
長崎純心大学博物館ではキリシタン資料も収集 |
医療・福祉連携センター企画委員会の様子 現場の福祉職員との会議に学生も同席 |