郡山開成学園:食物栄養学科の学生が9種類のメニューを考案
維持会員通信Date: 2014.07.28
法人名 郡山開成学園
大学名 郡山女子大学、郡山女子大学短期大学部
郡山女子大学では、アサヒビール園と家政学部の産学連携活動の一環で、管理栄養士を目指す食物栄養学科の3年次による、福島県産の食材を使用した9種類のアラカルトメニューを考案しました。これらのメニューは期間限定で、同ビール園の福島本宮店と福島四季の里店で提供されました。
メニューの開発段階では、学生たちはビール工場を見学し、ビール園の雰囲気を味わいながらメニューの試食会も行いました。そのとき、「つまみはジンギスカンで、客層は中年の男性が圧倒的に多い」という印象を受け、若者にも興味を持ってもらえるメニューを考案することになりました。女子学生らしいおしゃれなイメージ、既存のビールのつまみにとらわれない斬新な発想、福島県産の旬の食材を効果的に利用したメニューなどをコンセプトに、試行錯誤を繰り返しました。考案した9種類のメニューのうち、福島本宮店では「しいたけのチーズ肉詰め・さつまいもマヨ詰め」や「かぼちゃのニョッキと野菜のクリーム煮」などが人気を呼びました。本プロジェクトについて、食物栄養学科の鍬野信子准教授は「売れるメニューを考えるには、食材費や所要時間、ネーミング、アピールポイントなど様々な点に留意することが必要です。今回は栄養価も付記したので総合力を身につけるには最適な機会となりました」とコメントを寄せました。
このような活動を通して、本学の食物栄養学科では、管理栄養士養成のための専門学科として、食の安全性と健康維持をはかる管理栄養士を養成しています。多様化する社会のなかで、学校給食をはじめ、病院の食事管理、企業の給食施設や厚生施設での食事管理、企業での食品開発・検査など、管理栄養士の活躍の場は広がっています。
期間限定で配布された新メニューのチラシ