広報活動

別府大学:夢米(ゆめ)棚田プロジェクト

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Date: 2014.12.10

法人名 別府大学
大学名 別府大学

別府大学「夢米(ゆめ)棚田プロジェクト」は大分県および大分農業文化公園の協力のもと、学生と教員がともに、大分農業文化公園内の棚田で稲作りなどの農業体験に取組み、食農教育を実践するプログラムです。このプロジェクトは2010年1月に別府大学と大分県および大分農業文化公園が協定を結び発足しました。それ以来、本学の3学部(食物栄養科学部、文学部、国際経営学部)の学生および教員による夢米(ゆめ)棚田チームが結成され、年間を通した活動に取り組んできましたが、早いもので、今年で5年目を迎えました。
この間に稲作りの手順についてはもとより、除草方法や収穫を左右する要因などについて実践を通して学習する機会を得ました。活動を通して感じたり考えたりしたことをもとに、大分の棚田保全など中山間地域の維持管理に取り組むことも目的としています。2013(平成25)年、大分県の国東半島が世界農業遺産に登録されました。現存するクヌギ林、ため池とそれらを活用した農業、しいたけ原木栽培などが今も継承され営まれていることが評価された結果ですが、学生たちはその1つである七島藺(畳おもて)の栽培に昨年から新たに挑戦しています。今年11月には、国東半島の世界農業遺産登録を記念して、七島藺をテーマにしたシンポジウムを開催します。七島藺を広く知ってもらうとともに、学生たちと学内外の多くの人びととの情報交換や交流を図り活性化につなげたいと考えています。
本プロジェクトは別府大学の学生たちが、学部の垣根を越えて一丸となったチームを組み、農作業に携わりながらそれぞれの専門を生かした課題に挑戦していることが大きな特徴です。これからも本活動を通じて、食料や農業の問題、食の安全、環境問題などに関心を持ち続けてくれるものと期待しています。
束にした七島藺
束にした七島藺
(1964年の東京オリンピック柔道場の畳に国東の七島藺が用いられた)
七島藺の収穫を終えて
七島藺の収穫を終えて

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