京都育英館:いつくしみの心と技を持つ看護師を育成
維持会員通信Date: 2014.12.10
法人名 京都育英館
大学名 京都看護大学
京都看護大学は、58年の歴史と伝統を持つ京都市立看護短期大学を受け継ぎ、2014(平成26)年4月、私立4年制大学として新たに誕生しました。京都府内唯一の看護系単科大学として充実した設備を整え、優秀な教授陣を迎えて、「いつくしみの心と技」を持った看護師を育成します。
今後の高齢化社会による看護職の需要は多く、その中でも適切な判断と倫理観をもってケアできる看護師が求められています。そのためには幅広い教養や思考力・洞察力、深い人間理解に基づくヒューマニズム精神のほか、生涯にわたって学習し続ける課題探求能力が求められています。
従来の看護教育においては知識・理論を学修し、演習、実習へと学修をすすめる形態が多くとられていました。本学では講義と実習を交互に配置したカリキュラムを組み、学生と看護教員、実習指導者が対話を通して学生の興味喚起を促し、理論と統合した確かな智を生み出すことを支援しています。自己の在り方と他者への関わり方のなかに、「いつくしみ」の重要性を発見し、看護学への動機づけと主体性を育みます。
1年次では看護の対象として「人」と直接触れ合う実習を経験します。実習は4年次までに段階的に行われ、学生は発展的に学ぶことができます。特に3年次に集中して臨地実習を行うことで、4年次にはさらに実践知と理論的・科学的根拠を統合し、臨床知に転換する力を養います。このことにより新人看護師からニューリーダーになる素養を培います。
また、本学付属施設として「看護の智協働開発センター」を設置し、学生が市民と臨床や地域をより身近なもの、親しいものとして体験・吸収し、学ぶことができるほか、「国際看護論実習」(選択科目・希望者のみ)では、教育理念の「いつくしみ」を具現化する全人的看護とケアリング実践についてスイスやドイツの病院を訪問、見学・体験し、看護分野で日本や国際社会で活躍できる能力の基礎を養います。
京都看護大学外観 |
4年間で「いつくしみの心と技」を学ぶ |