広報活動

聖心女子学院:岩手県陸前高田市における復興支援活動

 一覧に戻る

Date: 2015.03.31

法人名 聖心女子学院
大学名 聖心女子大学

聖心女子大学は、一人ひとりをかけがいのない存在として愛するキリストの聖心(みこころ)に学び、自らが修めた学問と教養をもって、社会に貢献できる人材の育成に努めています。学内には、聖心会創立者の名前を冠した「マグダレナ・ソフィアセンター」という機関があり、学内のボランティア活動を促進し、キリスト教の信仰を深めるお手伝いをしています。
本学では、東日本大震災が発生した直後に、被災地の支援活動を検討する組織として東日本大震災復興支援活動推進会議が立ち上がりました。マグダレナ・ソフィアセンターは、2012(平成24)年度より、支援会議と連携し、岩手県陸前高田市での支援活動を開始しました。活動の中心は、現地NPO法人P@CTが開催する「みちくさルーム」のお手伝いであり、現在も継続して活動しています。「みちくさルーム」とは、津波で家や遊び場を失った子どもたちと、週末に遊びを通して時を過ごし、子どもたちの成長を見守る活動です。本学は、月に1回程度、6~7名の学生・教職員を派遣しています。派遣前には、センターで事前研修を複数回行い、その都度現地の状況を把握し、活動の意味を確認します。また、学生は、毎回オリジナルの遊びを検討・準備して参加します。支援が継続するなかでゆるみがちな気持ちを、派遣ごとに新たにし、子どもたちの成長に役立つ支援を心がけています。参加学生の中には、支援の体験を基に卒業後の進路を見いだすケースも見受けられます。活動資金を得るために、聖心の姉妹校などと連携したチャリティバザーも開催しています。
被災地の状況がメディアで伝えられる機会も減っていますが、本格的な復興はこれからともいえます。本学は、未だ復興の最中にある被災地とそこで暮らす人々の存在を忘れることなく、人々が本当の笑顔を取り戻すことができるまで、寄り添い続けていきたいと考えています。

東日本大震災復興支援のため被災地の子どもたちの見守りボランティアを行う
東日本大震災復興支援のため被災地の子どもたちの見守りボランティアを行う

 一覧に戻る

Top