長崎総合科学大学:長崎総合科学大学のETロボコンチームが日本一!
維持会員通信Date: 2016.03.25
法人名 長崎総合科学大学
大学名 長崎総合科学大学
ロボットの組込みシステムの技術を競う「ETロボコン2015チャンピオンシップ大会」が昨年11月にパシフィコ横浜で開催され、デベロッパー部門アドバンストクラスの「競技部門」で、九州北地区代表として出場した長崎総合科学大学のETロボコンチーム「NiASET(ニアセット)」が優勝し、日本一に輝きました。同チームは、モデル審査技能賞、情報処理学会若手奨励賞も受賞し、トリプル受賞の快挙を成し遂げました。
大会は、企業や一般のチームも含めた中で争われ、同チームが出場したアドバンストクラスは難易度も高く応用力が試される上級者部門にあたり、3輪のロボットを走行させ、2種類のコースを走行しタイムを競うものです。同チームは様々な条件下で安定的な走行が出来るように工夫を重ね、少ないメンバーがそれぞれの役割を果たしながら、意見交換やアドバイスを繰り返し、本番直前までプログラムを書き換えるなどの対応力で、改良を重ねた成果が実りました。企業や一般のチームなど技術レベルの高いチームが揃う中で1位となり、しかも、学生チームの全国優勝はETロボコンが2002(平成14)年に(UMLロボコンとして)始まって以来初となる快挙でした。
ETロボコンとは、日本の産業競争力に欠くことのできない重要な「組込みシステム」分野における技術教育をテーマに、決められた走行体で指定コースを自律走行する競技です。同一のハードウェア(LEGO MindstormsTM)に、UML(Unified Modeling Language)等で分析・設計したソフトウェアを搭載し競うコンテストです。
長崎総合科学大学には、ETロボコンの他にも、学生からチャレンジしたい企画や研究を募集し、審査で選ばれたものを「NiAS(ニアス)プロジェクト」として採択し、活動に大学側が資金援助を行い、学生を支援する仕組みがあり、産業構造の変化に適応できる心優しい技術者の育成に取り組んでいます。
学生チーム史上初の日本一に輝いた長崎総合科学大学チーム |
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長崎総合科学大学チームのロボットの走行の様子 | |
表彰式の様子 |