東京理科大学:学生の「学びの場」にもなる科学啓発イベント
維持会員通信Date: 2016.03.25
法人名 東京理科大学
大学名 東京理科大学
サイエンスフェア「みらい研究室~科学へのトビラ」は、毎年恒例の科学啓発イベント。このイベントの特徴は、企画から準備、運営まで学生が主体となっている点です。科学実験を手掛ける学内のサークルなどが集まり、数学・物理・化学・生物など様々な実験を通じて、科学の楽しさを実感してもらうことを目的としています。
小中学生を主な対象としており、参加費は無料。年を経るごとに来場者数が増加し、2014(平成26)年度は約7,300人、10周年を迎えた2015(平成27)年度は約6,500人が来場しました。昨今、小中学校における理科の授業では実験の機会も限られています。そのような中で本イベントは、科学実験を体験する貴重な機会を小中学生に提供しています。また、大学生は教員よりも来場者の小中学生と年齢が近く、「お兄さん」「お姉さん」から科学の楽しさを教えてもらう形になり、打ち解けた雰囲気の中で交流が行われます。
2015年度はこれらのイベントの他にも、福岡県で「サイエンスフェア2015 in 福岡」を開催しました。東京理科大学の他に、姉妹校の山口東京理科大学や諏訪東京理科大学からも教員・学生が駆けつけ、小中学生に普段体験できない科学実験を体験してもらいました。数学者の秋山仁教授による数学ショーなども開催され、約1,300人の方にご来場いただきました。
これらのイベントの他にも、東京理科大学では様々な科学啓発イベントを開催しており、ご来場いただく皆様が科学に関心を持ってもらうことを目指しています。それと同時に参加する学生にとっても、実験に驚く子どもたちの笑顔を間近に見ることで、科学の楽しさや科学への想いを再確認する機会にもなっています。これらのイベントは、広報関係部署など大学全体で積極的に支援しており、学生の主体性を育むように努めています。
毎年開催されているサイエンスフェア「みらい研究室~科学へのトビラ」の参加学生ら |
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サイエンスフェアの様子 |
2015年度は福岡でも科学啓発イベントを開催した |