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岩手医科大学:平成29年4月看護学部を開設し、附属病院移転へ

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Date: 2016.12.12

法人名 岩手医科大学
大学名 岩手医科大学

岩手医科大学は1897(明治30)年4月20日、創立者・三田俊次郎が岩手県の医療の貧困を憂い、私財を投じて私立岩手病院を開設、そこに医学講習所を併置して医師の養成を開始したことが始原となっています。同時に、産婆看護婦養成所を併設し、医師のみならず産婆・看護婦の養成を開始しました。これは現代の「チーム医療」の概念の先鞭をなすものであり、以来、119年の長きにわたり一貫して医療人の育成を続けてきました。
現在、本学は医学部、歯学部、薬学部を有しており、わが国で唯一、医療系3学部を同一キャンパスに擁する医療系総合大学です。創立120周年の節目にあたる2017(平成29)年4月には、医療系4学部体制となる「看護学部」を開設、そして矢巾キャンパスに移転新築する附属病院(2019年度開院予定)の着工を予定しています。看護学部の開設は、本学創立の原点回帰であり、創立者が全国に先駆けて提唱した「チーム医療」を医療教育の場から実践することになります。一方で、新附属病院は東北・北海道最大級の1000床規模を有する病院として誕生します。特定機能病院として高度な専門的・先進的医療の変化と成長に対応するとともに、患者さんを中心に考える「患者さんにやさしい病院」をコンセプトにしています。今年の3月には、附属病院移転に先駆けて、東日本大震災の教訓を踏まえ、外部とのエネルギー供給が 途絶えた場合でも1週間程度は通常の病院機能を維持できるエネルギーセンターを竣工しました。
創立120周年という記念すべき節目の年に向けて、創立の原点である「厚生済民」「誠の人間の育成」の精神に基づき、地域医療の安定充実、そして「病」を診るのではなく「人」を診ることができる医療人の育成と、世界・日本の中心となる総合的な医療拠点を作るため、地方にありながらも世界と対等に渡り合える大学を目指していきます。

新附属病院(イメージ)
2019年度、矢巾キャンパスに開院予定の新附属病院(イメージ)

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