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地元企業とのつながりを深めるネーミングライツ(中部大学)

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維持会員通信

Date: 2025.08.20

法人名 中部大学
大学名 中部大学

「IL GroupCareer Hub」と名付けられた「クリエイティブ・ラボ」
「IL GroupCareer Hub」と名付けられた「クリエイティブ・ラボ」

愛知県春日井市に本部を置く中部大学では、2024年度よりキャンパス内施設のネーミングライツ(施設命名権)事業を開始しました。
大学経営を取り巻く環境は、18歳人口の減少などを背景に厳しい状況にあります。収入源の多様化を進めつつ、大学・学生だけでなく、企業側にもメリットが得られ、参画しやすい方法を検討した結果、ネーミングライツ事業の導入に至りました。
これまでに契約を締結したのは愛知県及び岐阜県内の8企業。学生ホールやラウンジなど学内のさまざまな施設が、それぞれの企業の命名によって新たな愛称を獲得しました。
例えば、企業向けに焼却炉などの耐火物を製造する「株式会社TYK」がネーミングライツを取得した食堂は、「TYKDining」と名付けられました。抽選方式でTYKが提供する無料ランチが学生に好評です。
会議やプレゼンテーションの場である「クリエイティブ・ラボ」は、医薬品パッケージングビジネスを展開する「株式会社ILホールディングス」によって「IL GroupCareer Hub」と名付けられました。
他にも繊維機械に用いる部品メーカーの「湯浅糸道工業株式会社」、プリント基板メーカーの「株式会社愛工機器製作所」、自動車教習所を運営する「株式会社マジオDS東海」、製造ラインの構想から組立て・メンテナンスまで手掛ける「北斗株式会社」、空調設備のメンテナンスや設備工事を行う「日本空調サービス株式会社」、中部電力の変圧器メーカーである「愛知電機株式会社」がパートナーになりました。
大学にとって、これらのネーミングライツ事業は施設の維持管理、教育研究環境の向上、そして学生サービスの充実に必要な財源を確保できるといった利点があります。企業にとっても、ブランドイメージの向上、地域社会への貢献といった効果をもたらすものでしょう。
中部大学は濃尾平野をのぞむ春日井の丘にあり、8学部27学科4専攻がワンキャンパスに集まっています。幅広い学問領域をカバーする学部学科が連携し、高度な専門性と柔軟な応用力を兼ね備えた人材の育成に努めています。
学生たちは、この自然豊かなキャンパスの中で、新たな愛称を獲得した施設を利用することで、さまざまな企業に触れる機会を得ており、将来を考える上でも良い刺激となることを期待します。

カンボジア、インドネシア、ハワイの活動で、学生たちは積極的に現地の人たちと交流
ネーミングライツパートナーの学生ホール、「TYKDining」。
企業向けに焼却炉などの耐 火物を製造する「株式会社TYK」がネーミングライツを取得した。

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