広報活動

海外を舞台に実社会で通じる「人間力」養成(広島経済大学)

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維持会員通信

Date: 2025.03.21

法人名 石田学園
大学名 広島経済大学

カンボジア国際交流プロジェクトの様子。
カンボジア国際交流プロジェクトの様子。学生がカンボジアの小学校を訪問した

広島経済大学では国際交流、社会貢献、地域活性、経済活動などをテーマに、学生が主体となり、チームで社会課題の根本的解決に向けて活動していく「興動館プロジェクト 」を行っています。
このプロジェクトで目指しているのは、社会で求められる人間力(社会人基礎力)を学生が身につけること。ここでは2024年夏に渡航した3つの海外系プロジェクトをご紹介します。
1つ目は「カンボジア国際交流プロジェクト」で、学生14名がカンボジアの8つの小学校を訪問しました。このプロジェクトでは、将来のカンボジアを担う子どもたちが、自分たちの未来に夢や希望を持って学べるよう、広島の戦後からの復興のプロセスを記した副読本を製作し、現地の小学校でオリジナルの授業を展開する活動を行っています。また、現地の衛生環境改善のため、ゴミ問題に関する授業も実施しました。滞在期間の最終日にはカンボジア観光省のHE THOK Sokhom副大臣を表敬訪問。副大臣からは、15年にわたる活動継続に対する謝意をいただいたほか、「広島の大学との連携は、カンボジアの平和の構築と維持にとって大きな意味をもつ。今後も更なる協力体制を構築していきたい」という言葉をいただきました。
2つ目が「インドネシア国際貢献プロジェクト」。参加学生は16名で、ジョグジャカルタ特別州に滞在しました。このプロジェクトはインドネシア農村部の生活水準向上を目指すもので、現地の協力企業や姉妹校の学生と連携し、伝統的な布を使ったオリジナル商品の開発や技術支援、販売活動を展開。滞在期間中に話し合いを重ね、今後の支援体制などを確認したほか、プロジェクトが開発・販売するオリジナル商品の受け取りや新商品の打ち合わせ、現地での販売、プロジェクト活動の広報などに取り組みました。
3つ目は「広島ハワイ文化交流プロジェクト」で、6名の学生が参加。広島県は明治時代、多くの移民をハワイへ送り出した県です。その歴史を背景に、このプロジェクトでは、広島とハワイの若者が国際社会で生きていく力を身につけるための一助となることを目的とした活動を継続中。今回の渡航では現地の4つの中学校・高校で広島の文化や歴史についてのプレゼンテーションを行い、プロジェクトが企画する広島へのスタディツアーについて、情報発信や交流を行いました。広島県人会の訪問も行い、日系人から移民当時の話をうかがったり、日本町・日系人墓地を見学したりと、歴史を学ぶ活動も行いました。
広島経済大学では今後も「海外」をフィールドに活動を展開することで、世界標準の“人間力”を身につけた人材を育成していきます。

カンボジア、インドネシア、ハワイの活動で、学生たちは積極的に現地の人たちと交流
カンボジア、インドネシア、ハワイの活動で、学生たちは積極的に現地の人たちと交流
カンボジア、インドネシア、ハワイの活動で、学生たちは積極的に現地の人たちと交流
カンボジア、インドネシア、ハワイの活動で、学生たちは積極的に現地の人たちと交流しました。

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