Campus Cafeteria Collection　［第７回］
 

※2024年11月発行BILANC vol.35に掲載
構成：布施 恵　
撮影：川島英嗣　
編集：プレジデント社

「知」・「住民」の交流スポット

高さ75mのランドマーク「タワー75」がそびえる名城大学・天白キャンパス。大通りに面した玄関口に、卒業生や地域とつながる大学づくりを目的に校友会館が建設され、その2階に、焼きたてパンと本が楽しめる「Green Bakery BOOK CAFE」があります。本をモチーフにした空間づくりを手掛ける丸善雄松堂と、飲食店事業を展開するSORA GROUPがタッグを組んで、名城大学が掲げる「学びのコミュニティ・プレイス」を実現しました。現在では学生や教職員のほか、地域住民も通う「街かどのカフェ」となっています。森をイメージしたグリーンゾーンでは読書会や各種講座、ワークショップなどを開催。また学生と共同開発したパンの販売を行うなど、授業にも活用されています。
店頭には厨房で生地をこね、丁寧に手作りした焼きたてパンがずらりと並び、一番の人気商品はフレンチトースト。そのほか通常サイズの4個分もあるビッグサイズのメロンパンや、カレー味の焼きそばが入ったカレーパンなど、食べごたえ満点のオリジナル商品もあり、すぐに売り切れてしまうほどの人気ぶりです。大学が開催する「100円朝食」に参加し、学生の食を支える場としての役割も担っています。

オープン当初から人気のフレンチトースト。 粉から作る焼きたてのパンが好評。