東京女子大学:杉並区長を招き国際女性デーにイベントを開催
維持会員通信Date: 2024.07.22
法人名 東京女子大学
大学名 東京女子大学
本学では、2024年3月20日に国際女性デー特別企画として「日々に物足りなさを感じる女性に伝えたいとにかくやってみる生き方~杉並区長から学ぶ、点を面にするためのアイデア~」を開催しました。杉並区長である岸本聡子氏の講演と、それに続く卒業生3名のパネルディスカッションという内容です。
この企画は、東京女子大学エンパワーメント・センターを中心に企画しました。本センターでは、本学卒業生や一般の女性を主な対象として女性のライフキャリアを支援する活動をしております。2022年に杉並区に初の女性区長が誕生し、そのご活躍を見聞きする中で、杉並区の女子大としてぜひ区長から学生や卒業生に話をしてほしいと考えました。日頃学生と接していて、十分な能力があるのに、自信を持てず一歩踏み出すのが怖いと思っている人が多いと感じます。そのような若い人をエンパワーメントするようなお話を伺えたらと、今回の企画に至りました。
当日は、第1部に「女性の生き方と点を面にするためのアイデア」というタイトルで岸本氏のお話を伺いました。 地盤のない新人、しかも女性である岸本氏がどうやって区長になられたのか、というのはまさに「とにかくやってみる生き方」を具現しており、参加者から数多くの前向きなご感想をいただきました。当日は、講演の様子をYouTubeによる配信も行いました。 第2部では「予測不可能な時代における女性の生き方」というタイトルで、岸本氏と本学卒業生3名とのパネルディスカッションを実施しました。 「① 仕事の取り組み方、② ワークライフバランス、③ 予測不可能な時代における日本の女性のライフキャリア」の3つについてお話し頂きました。 |
特に③について「とにかくやってみる生き方というのはリスクを取ること、変化があるところに必ずチャンスがある」、「変化は怖いけど機会でもあり、やってみることで新しい景色が見える」のように、力強く希望溢れるコメントをいただきました。
講演会からパネルディスカッション、質疑応答まで、約3時間半という長丁場だったにもかかわらず、会場にいらした皆さんは集中して話に耳を傾けてくださっておりました。オンラインも含め参加者の皆様には今後の人生に大きなヒントを得ていただけたのではないかと思います。今後も杉並区にある女子大として、よりよい女性の生き方を、そしてそれと共にある多様性の実現を、杉並区や地域の皆さんと共に考えていけたらと考えております。
質疑応答では多くの質問が寄せられ、盛り上がりをみせた