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久留米大学:キーワードは香文化。中東を学ぶイベントを開催

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維持会員通信

Date: 2023.03.24

法人名 久留米大学
大学名 久留米大学

イベント「オマーンを知る一日」
イベント「オマーンを知る一日」。左から法学部古賀幸久特任教授、オマーン・スルタン国大使、ジャミール商事榎並社長

2022(令和4)年11月、久留米大学御井キャンパス「つながるめ」において、一般市民を対象にしたイベント「オマーンを知る一日」を開催しました。オマーンと日本の「香文化」交流と地域交流を通じて、両国の相互理解を促進することが目的です。
キーワードの香文化という点において、オマーンは乳香の一大産地となっています。特に南部ドファール地方は、世界最大の産地で、古代の交易路などは「乳香の土地」として世界遺産に登録されています。
また本学は、久留米市で創業400年のお香の老舗である(株)天年堂 とともに、睡眠改善効果を持つお香の共同研究、新製品開発を行っています。天年堂と連携して、日本の伝統的香文化を発信する取り組みを行っているのが、ジャミール商事(株) です。本学でもジャミール商事と「産学連携に関する包括的連携協定」を締結しました。これは、本学の研究成果について、海外事業展開を視野に入れたものです。協定締結により、事業化に向けた人材育成や国際的学術連携や共同事業への拡大も目的としています。
今回はこれらの組織が集まり、久留米市の地域活性化や日本とオマーンの大学間連携、及び国際姉妹都市事業拡大につなげようとの思いで「オマーンを知る一日」が企画されました。
イベントには、駐日オマーン国特命全権大使であるモハメッド・サイード・ハリファ・アル・ブサイディ閣下も出席されました。閣下にはオマーンの文化、自然、暮らしなどに関する基調講演をたまわり、久留米市民にオマーンを知っていただくよい機会になりました。

イベント「オマーンを知る一日」 イベント「オマーンを知る一日」
基調講演をするオマーン・スルタン国大使とお香の作り方を説明する天年堂 稲生敏美取締役社長の様子。
その後、天年堂の稲生敏美代表取締役を講師に迎えてお香づくりのワークショップを開催。また、中東で生産量が多く栄養価の高いデーツ(ナツメヤシの実)や、独特の香りを持つアラビックコーヒーなどの試食・試飲会を行いました。参加者は本学の学生・教員・職員のほか、久留米市内外の市民や在日外国人など。定員50名を超える人数が集まる盛況ぶりで、「お香づくりは初めてで、いい香りに包まれたとても楽しいイベントでした」という声が聞かれました。
イベント「オマーンを知る一日」 イベント「オマーンを知る一日」
募集定員を上回る59名が参加。お香づくりのワークショップ。

イベント「オマーンを知る一日」 イベント「オマーンを知る一日」
乳香の香り体験コーナーと久留米大学文学部国際文化学科4年生による研究成果のプレゼンテーションの様子
久留米で行った今回のイベントが、日本とオマーンをつなぐ架け橋のきっかけとなり、さらに本学とジャミール商事代表との産学連携の活発化により、本学の研究成果や教育等が中東へ展開されることが期待されます。

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