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駒澤大学:妖怪がテーマのナイトミュージアム

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維持会員通信

Date: 2023.03.24

法人名 駒澤大学
大学名 駒澤大学

駒澤大学禅文化歴史博物館 は、大学開校120 周年事業の一環として2002(平成14)年に開館しました。禅・仏教の文化と歴史に関わる資料を中心に収蔵、展示する珍しい博物館で、1928(昭和3)年に図書館としてつくられた歴史的建造物を活用しています。
2022(令和4)年8月、この博物館で初の試みとなるナイトミュージアムを企画、開催しました。イベント名称は「ぜんぱくになにかようかい?」。子どもたちの夏休みの自由研究につながる内容を目指して、妖怪をテーマに展示を行いました。「夜の博物館」という非日常の空間を楽しんでもらいたいとの狙いもありましたが、これはICOM(国際博物館会議)が定義した博物館の機能である「愉しみ」を提供するものです。
学習指導要領の改訂も踏まえ、アクティブラーニングの要素を盛り込んだ企画にしたことも特徴です。具体的には、薄暗い館内を探検しながら、妖怪がテーマのワークシートを解いて学んでもらったほか、スタンプラリーやマイ妖怪コンテストなどを開催。仮装での来場も実施しました。
このイベントは、東京都「こどもスマイル大冒険」の「こどもスマイル大賞」遊び・学び部門を受賞し、小池百合子東京都知事から表彰されました。なお「こどもスマイル大冒険」は、東京都が推進するこどもスマイルムーブメントの一環として行われた夏の取り組みです。本学ではこのムーブメントに参画し、社会連携・社会貢献に取り組んでいます。
「ぜんぱくになにかようかい?」を開催した昨年は、禅文化歴史博物館開館20周年の節目の年でもありました。このため、各種記念事業を実施しています。その一つが、絵描きユニット「だるま商店」(絵師は本学国文学科卒業生の安西智さん)による記念デザインアート の制作。作品は完成後、博物館に収蔵しましたが、これは同館初のデジタル資料となります。
また、2022年は本学開校140周年の年でもあり、周年事業として、同館所蔵の道元禅師真筆『正法眼蔵嗣書』の下書きにあたる草案本レプリカ作製事業 を展開。事業費はクラウドファンディングで寄付を募り、実施しました。
さらに、約70年ぶりの博物館法改正で、資料のデジタル・アーカイブ化が博物館の事業に追加されることを受け、資料のデジタル公開を推進。YouTubeチャンネル(禅博チャンネル) の開設や、Google Arts & Culture への登録を通して、「デジタルでも楽しめる博物館」を目指しています。

禅文化歴史博物館外観
駒澤大学禅文化歴史博物館外観
開館20周年記念デザインアート
開館20周年記念デザインアート
小池都知事から表彰を受けた各務洋子学長
小池都知事から表彰を受けた各務洋子学長
妖怪に扮する博物館スタッフ
ナイトミュージアム当夜、妖怪に扮するスタッフ
館内を探検しながらワークシートで学ぶ
館内を探検しながらワークシートで学ぶ
館内の様子
館内の様子

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