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梅光学院:斬新な新校舎が「大学」の概念をくつがえす!

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Date: 2022.07.25

法人名 梅光学院
大学名 梅光学院大学

2019年、梅光学院大学に、従来の教室の概念をくつがえす斬新な校舎が竣工されました。校舎名は、「The LearningStation CROSSLIGHT」。樋口紀子学長がディレクターを務め、建築士の小堀哲夫氏が設計しました。
この校舎には「教室」と「廊下」の区別がありません。座学、ディスカッション、自習、休憩などのための空間を緩やかに連ねた設計で、全体が「オープンな空間の連続体」となっています。人と人との多様な交流の実現を図ったほか、自然光や風なども取り込んだ、心地よい空間づくりを目指した結果です。しかもそれぞれの空間は一列に連なるのではなく、ジグザグに配置されています。これにより、今までにない人の動きと交流が期待されているのです。
こうした「外光(light)を多く取り込み、人々がこれまで以上に交流(交差)する(cross)」という特長が、新校舎の名前の由来です。ミッションスクールであることから、キリスト教のシンボルである十字架(cross)と、スクールモットーである「光(light)の子として歩みなさい」への想いも込められています。
1階には教職員のための空間がありますが、フリーアドレスを導入している点も大きな特徴です。このような教職員エリアは、国内の大学では先例がありません。背景には、教員と職員が一体となって学生を育てる本学の「教職協働」の考えがあります。
さらに校舎の各所には「アクティブウォール」と呼ばれる壁を配置しました。これは、ホワイトボードとプロジェクター投影スクリーンを兼ねる壁面です。本学では学生と教職員にノートパソコンを必携とし、ICT化を推進していますが、あらゆる情報がペーパーレス化され、共有されることで、校舎の壁面を「学習空間」として活用することができるのです。
新校舎は2021年、グッドデザイン賞ベスト100に選定されました。また本学は今年3月、「THE世界大学ランキング日本版2022」の国際性分野で、273校中12位(中国・四国地区1位)にランクインしました。外国人学生比率に加え、日本人学生の留学比率、外国語で行われている講座の比率などをもとに評価されたものです。今年は、本学のルーツであるアメリカ人宣教師の私塾が設立されてから150周年の節目の年にあたります。これらの評価を励みに、今後も地域から世界へ羽ばたくグローバル人材育成のため、教育環境の充実・強化に取り組んでいきます。

空間をジグザグに配置した独特の新校舎。
空間をジグザグに配置した独特の新校舎。
The Learning Station CROSSLIGHT
The Learning Station CROSSLIGHT外観(梅光学院大学 北館)

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