本学の幼児教育学科では、中止となった研修旅行の代替企画として、学内イベント『Come back 研修旅行~これが幼教じゃ!~』を4月23日に開催しました。
昨年12月から2年生の研修旅行委員会10名が中心となって企画運営し、自然の中で親睦を深める「フレッシュマン研修」実現に向けて準備を進めてきました。しかし、新型コロナウイルス感染症拡大により中止が決まったため、コロナ対策をしながら学内で楽しめる催しに切り替えました。
当日は、1・2年生と教員が各クラスのテーマカラーを身につけて参加しました。イベント前半は例年バス内で行うレクリエーションを教室内で再現し、自己紹介、手遊び、就実クイズ、ビンゴゲームなどを実施。入学したばかりの1年生が同級生や先輩と打ち解けるきっかけとなり、大いに盛り上がりました。
後半は研修旅行のメイン企画となる予定だった「夕べの集い」に見立てたイベントを開催。毎年恒例のセレモニー「キャンドルサービス」は事前に映像収録し、当日教室で上映しました。
他にも、各クラスが約4分のクラス紹介動画を制作。動画制作を通じて、1・2年生の仲が深まりました。どの映像作品も工夫が凝らされており、保育現場に活かせる遊戯のアイデアを動画で紹介。発表を通して、刺激を受け合いました。
参加した学生たちからは、「協力して作り上げることの大変さと、それによって得られる達成感を味わうことができ、最高の思い出作りができた」「就実に入学してよかった」といった感想をもらいました。研修旅行委員のメンバーは、「何度も会議を重ねて大変でしたが、クラスの仲間に感謝の気持ちを伝えられ、委員になってよかった。この経験を今後に活かしていきたい」と、振り返りました。
研修旅行委員が中心となり幼児教育学科のパワーを総動員した本イベントは、「コロナ禍においてふさわしい行動をしながら、保育者になる自覚と責任を持ち、常に感謝の気持ちを持って主体性や協調性を育む」という研修旅行の本来の目的を果たすことができました。
また、開催にあたってはソーシャル・ディスタンスと換気を徹底し、歓声が上がる場面では、声を出さず拍手で反応するなどして、新型コロナウイルス感染症防止対策をとりました。制限はありましたが、実際の研修旅行に劣らず充実した楽しいイベントとなりました。
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