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立教学院:対面授業に向け3.7億円規模のコロナ対策を実施

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Date: 2021.08.03

法人名 立教学院
大学名
立教大学

立教大学は、2021(令和3)年度から対面型授業 を増やすため、新型コロナウイルス対策をさらに強化しています。換気設備の整備工事、口の動きが見える透明マスクの配布、ミックス型授業等で活用するカメラ付きスピーカーフォンを含めたマルチメディア機器設置などの環境整備を、約3.7億円かけて実施しました。
2021年度も6月までは緊急事態宣言の発出により人流抑制を要請され、やむをえずオンライン授業が中心となりましたが、1年次必修の言語科目など、対面授業の割合を大幅に増やすにあたり、キャンパス内でのクラスターの発生を防止するため、アルコール消毒液の設置や入構時の検温など従来の感染対策に加えて、上記の対策を実施しました。
この対策を大きく分けて3点ご紹介します。まず、1点めとして、約2.8億円をかけて換気設備工事を実施しました。適正な室温を保ちつつ、厚生労働省が推奨する1人1時間あたり30立方メートルの換気機能を持つ全熱交換機「ロスナイ」(三菱電機株式会社)などを、換気設備のない教室のほぼ全てに設置しました(一部教室のみ今夏に工事予定)。
2点めに特殊な化学的防曇処理をしたフィルムと不織布を組み合わせた特殊な透明マスク「ルカミィ(Lookatme)」(株式会社栄商会)を約9,000個購入しました(約940万円)。このマスクは透明なマスクですので、全学共通科目の言語科目などで発音時の口の動きを見せることが可能になります。
さらに3点めとして、基礎疾患などの理由で対面授業に参加できない学生がオンラインで参加するミックス型授業(ライブ参加型、オンデマンド型など)の増加に備え、ほぼ全ての教室(約270部屋)に、カメラ付きスピーカーフォンやディスプレイなどのマルチメディア機器を整備しました(約8,500万円)。また、機器操作等をサポートするアシスタントとして、大学院生や学部学生に協力いただいております。
コロナウイルス対策は上記以外にも実施しています。現在キャンパス内は入構を制限しており、アポイントが無い限り基本的に学外の方は入構できないようになっています。図書館については1日あたりの入館者数を制限しております。さらに在学生が入構する際は検温とともに、学生証で認証を行い、入構状況を管理しています。
学生と教員が安心して対面授業を行えるよう、適宜見直し、改善を図りながら対策を行い、対面での授業と感染対策を両立していきます。

マルチメディア機器を設置
マルチメディア機器を設置
換気設備の整備工事
換気設備の整備工事
特殊な透明マスク「ルカミィ」使用の様子
特殊な透明マスク「ルカミィ」使用の様子

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