広報活動

女子美術大学:コロナ禍で発想力&創造力を発揮

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Date: 2021.03.31

法人名 女子美術大学
大学名 女子美術大学

女子美術大学は2020(令和2)年10月30日に創立120周年を迎えました。「女子大」×「美術大学」という日本で唯一、世界でも2校しかない特長を持つ本学では、近年数多くの産学連携プロジェクトを行っており、女性視点でのアイデアとデザイン思考(総合的問題解決)が、ウィズコロナ・ポストコロナを見据えた多くの企業や自治体から高く評価されています。
2020年度は、アサヒビール株式会社、UHA味覚糖株式会社、株式会社日水コン、B-COMPANY(株式会社ぶんご)、東京都墨田区、長野県高山村など、幅広い業種や自治体とプロジェクトを進行。コロナ禍の社会情勢でさまざまな制限がある中でも、プロジェクトに参加した本学の学生たちは、アサーティブなコミュニケーション力(価値観の違う他者とコミュニケーションを取り、問題を解決する力)を発揮しました。
アサヒビールと東京都墨田区との産学・自治体連携で取り組んだのが、2020年9月の4連休に限定オープンしたPOP UP STORE「びあ茶房 ひとえ」のプロデュース。メニュー構成やメニューデザインのほか、店内空間のデザインも手がけました。「びあ茶房」はクラフトビールを片手に、墨田区銘品名店会の和菓子を味わえるのが売り。新たなビールの楽しみ方を提案するとともに、墨田区の魅力を発信することで、地域活性化に寄与することを目指しました。
下水道事業のコンサルタント会社の日水コンとは、2019年より共同で「アート下水道in横浜 プロジェクト」を行っています。下水処理場の見学や、同社社員との意見交換などを経て、絵画、インスタレーション、映像などを制作し、下水道の新たな価値の発見・創造を目指す取り組みです。
ぶんごが運営するオンラインショップ「B-COMPANY」で販売されているのが、本学の学生がデザインし、埼玉福祉事業協会杉の子学園の生徒が制作する「美サイクルプロジェクト」の商品。廃材を原料とし、小物入れやアクセサリー、バッグなど、多彩なラインアップで展開しています。
UHA味覚糖では、「とろけるグミ湘南ゴールドグミ」のパッケージデザインを本学の学生が担当。
2006(平成18)年より継続している長野県高山村との地方創生連携事業には、2017(平成29)年から国立台湾芸術大学が加わり、台湾・新北市烏來区の地域づくり活動も行うようになりました。その中で今年度は、高山村のオリジナル婚姻届や、烏來区のお土産用紙袋などのデザインを手がけました。

烏來区のお土産用紙袋のプレゼン風景。
烏來区のお土産用紙袋のプレゼン風景。
とろけるグミ 湘南ゴールドグミ(写真提供:神奈川県)
とろけるグミ 湘南ゴールドグミ(写真提供:神奈川県)
POP UP STORE「びあ茶房 ひとえ」
POP UP STORE「びあ茶房 ひとえ」

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