近畿大学:実物大マグロクッションを監修
維持会員通信Date: 2021.03.31
法人名 近畿大学
大学名 近畿大学 、近畿大学九州短期大学 、近畿大学工業高等専門学校
本学では、株式会社フェリシモ が展開する生活雑貨ブランド「USEDo(ユーズド)」と共同で、マグロをモチーフにしたクッションカバーとぬいぐるみを開発しました。
開発にあたっては、クロマグロの完全養殖に世界で初めて成功した近畿大学水産研究所(和歌山県串本町)が全面的にバックアップ。マグロのディティールを再現するため監修を行い、サンプルチェックで助言したほか、試作チームをいけす見学にご案内しました。
こうしてできあがった商品は、「布団収納クッションカバー」と「ぬいぐるみクッション」の2点。どちらも、デニム生地を縫製したものです。カラーバリエーションは、青を基調とした「メス・オーシャンライトブルー」と、黒とグレーの「オス・ディープシーブラック」の2色で展開。いずれも、デニムの加工の濃淡によって、本物のマグロに近い色を再現することに成功しました。
「布団収納クッションカバー」は、オフシーズンで使わない掛け布団などを入れると、全長約150cmのふっくらとしたクッションに早変わり。顔や尾びれの付け根部分にはブランケットやタオルなども入るたっぷりサイズで、収納としてもお使いいただけます。
このクッションカバーは、クロマグロの成長3年目の実物大です。
尾びれ近くにある、小離鰭(しょうりき)と呼ばれる黄色いとげとげや、胸びれを格納できるへこみなど、細部まで丁寧に再現しました。また、ファスナーを開けると、中は大トロ色の内袋になっていますが、これは、布団にデニムの色が移るのを防ぐための工夫です。
「ぬいぐるみクッション」のほうは、成長1年目の実物大である約50cm。パソコン作業時のアームレストなどとしてふだん使いしやすいサイズに仕上がりました。
もともとフェリシモでは、アジやサンマなど、魚をモチーフにしたぬいぐるみを製造・販売していました。その後、「もっと大きな魚を」との要望が増えるなかで、マグロの企画案が進行。しかしマグロの全身を見る機会は、日常的にほとんどなかったことから、本学に商品開発のご相談をいただいたという経緯があります。
開発にあたって目指したのは、「今までにないマグロのぬいぐるみ」でした。そこで、実物大で再現することにしたのです。しかし、布で立体的なマグロを再現するのは予想以上に難しく、何度も試作を繰り返し、着想から1年かけてようやく完成しました。
販売開始は2020年11月。実用性はもちろん、インパクトのあるインテリアとしても人気を博しています。
価格は、クッションカバーが1セット税別9,700円、ぬいぐるみクッションが1個税別3,900円です。
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クッションカバーは全長約150cm、成長3年目の実物大です。 |