広報活動

西日本工業学園:CAD技術で手がけるキャラ菓子の型づくり

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Date: 2020.04.03

法人名 西日本工業学園
大学名 西日本工業大学

西日本工業大学では、3次元CAD利用技術者試験の資格試験合格を目指して、2018(平成30)年4月に「3D造型部」を創部しました。すでに一級試験に合格している上級生が下級生を指導することで、CAD初心者の新入部員でも意欲的に活動できる環境を整えています。創部間もない3D造型部ですが、学外との交流や協同も盛んに行われ、2019年には、福岡県苅田町にある洋菓子工房トリオレ(Triolet)からの依頼を受けて「オリジナルクーボウクッキー型」を制作しました。
この企画は、福岡県行橋市出身で、現在はスペイン・バルセロナで活躍中の画家、九十九伸一氏が生み出したキャラクター「コスモ・クーボウ」をクッキーにするというものでした。本学に寄せられた「絵の曲線や比率などを忠実に再現することが難しい」というトリオレからの相談をきっかけに、3D造型部が、キャラクターのクッキー型を制作することになったのです。
その後、7月中旬には、本学の学生が制作した型を使ったクッキーが焼き上がったとの連絡を受け、学生を代表して2名がトリオレを訪問。実際にクッキーを見た学生は「細かい部分、特に曲線の表現は難しかったのですが、おおよそ原作通りに表現できたのではないかと思います。日頃学んでいる設計の技術が、食にも活用できることがわかり、制作する中で表現の工夫など勉強になりました。販売されているお店もきれいで、地域と関われて良かったです」と話していました。
本企画は、九十九氏や大国段ボール工業株式会社のご厚意で実現しており、九十九氏監修のもと、トリオレ店長ご夫妻、制作担当者をはじめ、地域の方々の結束が今回の成功を導きました。本学は、今後も地元である北九州・京築地域の自治体や企業と協力し、地域で学生を育て、大学の「知」を地域に還元できるよう、さまざまな取り組みを実施いたします。

画家の九十九伸一氏が生み出したキャラクター
「コスモ・クーボウ」のクッキー型を制作しました。
画家の九十九伸一氏が生み出したキャラクター 「コスモ・クーボウ」のクッキー型を制作しました。
クッキー型と店内の様子  クッキー型と店内の様子
クッキー型と店内の様子

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