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大阪成蹊学園:映画現場で生まれた素材の教材活用を模索

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Date: 2020.04.03

法人名 大阪成蹊学園
大学名 大阪成蹊大学

芸術学部の学部長でありながら、現役の映画監督でもある糸曽賢志教授。2019(平成30)年11月に、自身が原作・脚本・監督を務める映画「サンタ・カンパニー~クリスマスの秘密~」「コルボッコロ」が全国の劇場で公開されました。糸曽教授は、10代で巨匠・宮崎駿監督に師事し、近年はSMAPのコンサートツアー映像、「進撃の巨人」のオープニング映像などを手がけ、監督作品はカンヌ国際映画祭をはじめ国内外の映画祭で評価されています。
また糸曽教授は、作品制作の際、自身がリスクを負う意味も込めて、自己出資やクラウドファンディングの活用で資金を集めています。これまでに購入型のクラウドファンディングを活用して集めた資金総額は8億円を超え、ギネス世界記録にも登録されました。今作では投資型のクラウドファンディングにも挑戦し、ソニー銀行が行う投資型クラウドファンドサービスにより、約2週間で4000万円の資金を集めました。
クラウドファンディングや自己出資を行う大きな理由は、著作権をすべて、糸曽教授が所持できるという点です。通常、アニメや映画は複数の会社からお金を集めるため、権利が分散します。そのため、何か作品を使った派生的な展開もなかなかスムーズにいきません。
それを防ぐために糸曽教授は、著作権を自ら所有することにこだわっています。その上で、制作現場で生まれた素材を、アニメーション業界の後進育成のための教材として展開しています。すでに芸術学部の授業では、「サンタ・カンパニー」を教材とした授業が行われており、今作を機に、それをさらに拡大していきます。
「アニメーション制作には特殊な技術が求められる上に、デジタルの進化に伴い手法も変化するため、現役のクリエイターであり続けることは、活きた教育を行う上では必須なのです」(糸曽教授)

サンタ・カンパニー
映画「サンタ・カンパニー~クリスマスの秘密~」
芸術学部の学部長でありながら、現役の映画監督でもある糸曽賢志教授
>芸術学部の学部長でありながら、現役の映画監督でもある糸曽賢志教授
教材として二次利用する制作過程にできた素材の例  教材として二次利用する制作過程にできた素材の例
教材として二次利用する制作過程にできた素材の例

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