広報活動

北海道科学大学:地域の伝統を新しい世代に受け継ぐ

 一覧に戻る

Date: 2019.11.28

法人名 北海道科学大学
大学名 北海道科学大学

北海道科学大学では、今年で28回目を迎える祭り「ていね夏あかり」の運営をサポートしています。「ていね夏あかり」は、札幌市手稲区の子どもたちが中心となって制作した提灯を一斉に飾る夏の風物詩です。提灯作りを通して地域への愛着を育み、土地の文化や誇りを受け継いでいくことを大きな目的としています。
本学学生は子どもたちへの提灯作りの指導と補助、会場設営や撤収作業などを担当しました。開催日前日は会場の「てっぽく・ひろば」にて区内の子どもたちや市民、学生が制作した約1万個の手作り提灯を展示する部材を本学キャンパス内の部材置場から会場に運び込み、1日かけて組み立て作業を実施しました。
開催日当日は早朝から提灯の設置作業を行います。地域住民の方々と積極的にコミュニケーションを取り、協力し合うことで、学生たちにとっても普段の生活では学ぶことのできない貴重な経験を積むことができました。翌日は片付けの後、大規模なバーベキューを行い、祭りに関わった大勢で労をねぎらいます。誰かと一緒にモノを作る楽しさや充実感、一人では感じることのできない温もり、祭りの前に比べ、学生たちの表情は数段引き締まって見えました。
実際に参加した学生たちからは「多くの子どもたちや大人の方たちと関わることができました。子どもたちへの指導のとき、みんな無邪気に懐いてくれて私たちを迎え入れてくれたのが本当に嬉しかったです」といった感想も上がり、将来に生きる現場体験となっているようでした。
「ていね夏あかり」は手稲区を代表する伝統的な祭りです。運営として参加する学生たちのエネルギーも年々増加傾向にあり、今まさに新しい世代に地域の伝統が受け継がれています。本学の活動が伝統の継承・発展につながるよう、これからも地域の皆様と連携しながら取り組んでいきたいと思います。

手稲区を代表する伝統的な祭り「ていね夏あかり」
手稲区を代表する伝統的な祭り「ていね夏あかり」
ていね夏あかり
ていね夏あかり
ていね夏あかり
ていね夏あかり
地域一帯となってつくり上げた提灯の数々が「ていね夏あかり」を彩ります。

 一覧に戻る

Top