法人名 大阪経済大学
大学名 大阪経済大学

大阪経済大学は、健康づくりと災害に強いまちづくりを目的とした防災ウオーク「OSAKA5GO！WALK～災害に強いまちづくりは健脚から～」を大阪市東淀川区役所と共催で、2017（平成29）年から12月の第1土曜日に開催しています。3回目となる2019（令和元）年度は、12月7日（土）に開催します。
2018（平成30）年6月の大阪府北部地震では多くの帰宅困難者が発生し、都市型地震発生の課題を浮き彫りにしました。その他多くの災害の教訓を踏まえ、災害発生時に冷静に対応できるよう、備えを万全にしておくことが必要です。
本学では、巨大地震等の発生時に外出先で帰宅困難者となった際に、歩いて帰れる20kmを目安として、5時間歩ける健脚づくりと、普段から何気なく歩いているまちを防災という視点から見直して、まちの魅力を再発見することを目的に、東淀川区を歩くイベントを開催しています。
スタート・ゴールは、災害時避難所でもある本学。5km（高齢者や子どもにもおすすめの体験コース）、10km（ファミリーコース）、20km（健脚の方向けのチャレンジコース）の3コースを設けています。また、キャンパスでは防災備蓄品の試食コーナーや地震体験車、ステージイベントなども登場し、防災や健康について学べる場を提供しています。イベントには誰でも参加ができ、毎年1,000人以上が来場しています。
今年度は、大学東西校地の北側歩道約1,000㎡を防災用公開地として整備しました。ここはクールスポットとして、水の気化熱を利用して周囲の空気を冷やすミスト発生器を設置したほか、12本のソメイヨシノが日差しをさえぎり木陰をつくる地上部緑化などを行い、災害時に炊き出しができる「かまどベンチ」9基も設置しました。
都市型大学として、地域の防災活動と健康づくりへの寄与、学生の防災教育を目的とした大学・行政・地域・企業の連携を強化しています。

2017年より、大阪市東淀川区役所と共催して防災ウオークを実施。写真は校内のスタート・ゴール地点
防災ウオークのコースとチェックポイント