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(東北芸術工科大学)地元の古寺で五百羅漢像の修復を実体験

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Date: 2017.11.22

法人名 東北芸術工科大学
大学名 東北芸術工科大学

山形県鶴岡市の善寳寺(ぜんぽうじ)は、平安時代に創建されたと伝わる古刹(こさつ)です。境内には五百羅漢像531体が安置されていますが、彩色が剥げ落ちるなど損傷が目立つことから保存修復作業が進められており、3年前より状態の調査等を開始し、2017年8月から本格的に修復作業に入りました。
今回の修復作業は、羅漢像の件数が多いことなどもあり、20年以上かかる壮大なプロジェクトになると見られています。作業では1体ずつX線で内部状況を分析したあと、汚れを落としたり、必要に応じて解体したりしていきます。その際、詳細な調査も行い、羅漢像が山形でつくられたものであるかなど、学術研究にも生かす計画です。
現在、本学からは教員や研究員のほか、文化財保存修復学科の学生・大学院生も参加中。8月28日から30日までの3日間は善寶寺で"合宿"し、羅漢像を1体ずつ壇上から下ろして包装作業を行いました。
この合宿は保存修復のみならず、実践型教育も兼ねたもので、起床後は坐禅を組んでから作業にあたりました。壇上から羅漢像を下ろして包装する作業では、貴重な文化財を傷つけないよう、みな真剣な表情で作業にあたっていました。

つくられて160年以上を経た羅漢像を修復
つくられて160年以上を経た羅漢像を修復

つくられて160年以上を経た羅漢像を修復 つくられて160年以上を経た羅漢像を修復

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