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(徳山教育財団)ALの全学的推進と効果の可視化を目指して

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Date: 2016.12.12

法人名 徳山教育財団
大学名 徳山大学

難しげでおもしろくもない講義を我慢して聞き、わけも分からないままひたすらノートをとる、古今東西の大学講義によく見られる風景です。そんな学習には効果は期待できません。学習者が学習内容の重要性を理解し興味を感じる、それが「真の学び」への第一歩です。さらに、得た情報や知見について自分なりにまとめる、理解度を具体的な問題で試す、他者と議論することによって「学び」は徐々に深まっていきます。自ら発見した、果たして解答があるのかどうかさえ分からないような課題の解決に向け、学習・調査・分析を進める、自分なりの結論を導きレポートにまとめ発表する、などのプロセスを通して「学び」はさらに深まっていきます。このような一連の活動の中で培われる課題解決に向けた方法論こそが、実社会を生き抜く真の力につながるといわれています。
近年、徳山大学では、「4年間の継続的な学びとしてのアクティブ・ラーニング(AL)の体系化」を教育改革の柱に掲げ、教養ゼミ(1年次導入教育)におけるPBL(Problem Based Learning:課題解決型学習)リテラシーの標準化や、地域課題の発見と解決をテーマとする「地域ゼミ」(2年次)の新設・必修化に着手してきました。しかし真の意味での「主体的な学びの場を提供する教育の質の転換」を実現するには、PBL型学習の促進だけではなく、通常講義におけるさまざまなAL手法の活用を通して「AL教育全般」を底上げする、より組織的・全学的講義改革が必要になります。
そこで上述したような形で「アクティブ・ラーニング(AL)」の深度を階層的に整理し(ALヒエラルキー)、講義のAL度を測定・評価する指標(BAL:Barometer of Active Learning)を導入しました。そしてこのBAL値によって各種AL技法の導入度とその効果を可視化し、「学生の主体的な学び」を引き出していく、全学的な取り組みを行っています(平成26年度「大学教育再生加速プログラム」採択事業)。

アクティブ・ラーニングの授業風景
アクティブ・ラーニングの授業風景
講義のAL度を測定・評価する指標(BAL値)
講義のAL度を測定・評価する指標(BAL値)

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